小田野 宏之 (おだの ひろゆき)

横浜生まれ。1980年東京芸術大学音楽学部指揮科卒業。1983年同大学大学院音楽研究科修了。指揮法を金子登、渡邉暁雄、ピアノを水谷達夫、フルートを川崎優の各氏に師事。

1983年より2年間ウィーン国立音楽大学へ留学。指揮法を O.スウィトナー、P.シュヴァルツ、ピアノを R.ハインツェ、オペラ伴奏法を H.ゲルツの各氏に師事し、研鑽を積む。

1982年第17回民音コンクール指揮の部第3位入賞、同時に「斎藤秀雄賞」受賞。1984年オランダで行われた第1回キリル・コンドラシン国際指揮者コンクールに於いて第2位入賞。

アムステルダムのコンセルトヘボウ大ホールに於いてオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団を指揮してヨーロッパにデビューを飾る。留学中よりオランダ放送交響楽団、オランダ放送室内管弦楽団にたびたび客演、1986年2月には北オランダのフリスク管弦楽団定期演奏会に日本人として初めて登場し、成功を収めた。最近では南西ドイツフィルハーモニー管弦楽団への客演も回を重ね、本年2月にはピアニスト急遽変更のアクシデントの中、イタリアとスイスでの演奏会を大成功に導いた。

国内では全国各地の主要オーケストラに客演し、その誠実な指揮ぶりと豊かな音楽性は高く評価されている。1985年より1988年まで牧阿佐美バレエ団指揮者として全ての公演を指揮。また1991年の「コシ・ファン・トゥッテ」以来数々のオペラを指揮するなど、バレエ、オペラの分野でも厚い信頼を集めている。

これまでに大阪センチュリー交響楽団指揮者、広島交響楽団正指揮者などを歴任。現在は大阪音楽大学特任教授及び東京芸術大学非常勤講師として後進の指導にもあたっている。