若輩ながらとうとうこの欄の記事を書くようおおせつかってしまいました。まだまだそんな機会もないだろうと思っていたのですが、よく考えると入団していつの間にか五年が経っていました。
さて、僕にとって横フィルは趣味の楽器を弾く場所であるというだけなく、いまやそれ以上に大切な場所になっています。就職して横浜にやって来た頃はまったくの他所者だったのに、それがいまでは生活の場として横浜を心から好きだと思っているのです。それも横フィルを通して色々な人に会い、色々な出来事を積み重ねてきたおかげです。
学生時代から楽器を弾くことは好きだったのですぐにオーケストラに入ろうとは考えていました。横フィルは雑誌の団員募集記事で偶然見つけました。まだ自分の楽器を持っていなかったので、楽器が借りられるというのは大きなポイントでした。自分の腕でついていけるか不安でしたが、そこは思いきって入団しました。今思うと他の団体も沢山あるのになぜ即決したのか不思議です。でも結果的にはとてもラッキーなめぐり合わせだったと思います。
入団してすぐに馴染めた訳ではないのですが、自分の楽器と車を買って自由に行動できるようになった頃から練習後の食事や飲み会にもつき合えるようになり、とけ込んで行きました。同年代の仲間が多かったから
でしょうか。比較的若い団体なのでアンサンブルに集まったり誰かの家で遊んだり、といった楽しみも多かったのです。そんな仲間と毎週練習の後遅くまで、他愛のないことから真面目な音楽の話まで話し込んでいるのだから親しくなるのも時間の問題です。夫婦や子連れの団員も多いのでその人のペースによって色々な楽しみ方ができる団体かも知れません。
横フィルには毎年恒例のアンサンブル大会というイベントがあります。普段はできないアンサンブル曲などを団内で発表するのですが、昨年のそれは忘れられないものでした。その日は偶然僕の誕生日だったのですが、休憩時間に仲間が丸いバースデーケーキで祝ってくれたのです。例の曲をアレンジして弾いてくれた仲間もいました。それはもう嬉しくて仕方がなかったです。
そして現在、妻と二人で毎週の練習に通う生活を楽しんでいます。素晴らしい仲間と、そして横フィルに巡りあった幸運に感謝しながら。他の団員全てとこれから入団する貴方が、よいことに巡り合えますように……。
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