YPO 私と横フィル(12)

いつか横フィル・チェロアンサンブルを…
R.H(Vc)

 人との出会い、それは何の予告もなく突然やってくるものなのですね……。横フィルとの出会いも、とても偶然的なものでした。父を保土ヶ谷公園に送ったついでに散歩をしていると、アートホールで彼らが合奏練習 をしていたのです。そこで話しかけて下さった団員の方がとても親切で、他の皆さんの雰囲気もとても良かったので、入団することに決めました。あの時、父が私を誘わなかったら……、そう思うとなんだかとても不思議な縁を感じます。
 中学生の頃、運動が好きな私はバスケット部に入団しようと心に決めていました。ところが、部の雰囲気に馴染めず、どうしようか迷っていたところ、オーケストラ部のとても自由で温かそうな人達に惹かれていった
のです。そして、めでたくオーケストラ部に入部したのが、私とチェロとの出会いでした。幸運にも、中学・高校時代の先輩後輩ととても優しく、大学時代も先輩方からとても可愛がってもらいました。こうして今まで楽しく
チェロを続けてこられたのは、本当に多くの人達に恵まれてきたからこそだと、つくづく思います。そして横フィルに入団して6年も経つのは、個性あふれる仲間達にいつも楽しませてもらっているからなのです。(そこのあ・な・たですヨ!!)
 人との出会いといえば、今回チラシやプログラムの表紙の絵を描いて下さった、茂呂かおりさんとも今思うと、とても運命的なものでした。
 グループ展として作品を展示していたところ、私がたまたまその場を通りかかったのです。彼女の愛情に満ちあふれた絵に、懐かしさと温かさを感じました。その後のいろいろな縁が重なり、今回こうしてすばらしい
絵を私達にプレゼントして下さったのです。横フィルを通して、人との関わりがますます深まっていくことを、とても嬉しく思います。そしてこれからも、どんな感動的な音楽に出会えるのか、とても楽しみです。
 最後にマイ・ブームを紹介します。最近、はまっているのが「チェロ・アンサンブル」です。普段オーケストラの中では、低音部を支え、その音楽の土台となっていることが多いのですが、「チェロ・アンサンブル」では、
他の楽器の役割も味わえるわけですから、楽しさが倍増します。そしてチェロほど音域の広い、そして音色にこれほど深みのある楽器はないだろうと、ますます惚込んでいくわけです。またオーケストラの中に戻ったとき、チェロや他の楽器の役割がよりはっきりと見えてくるので、「チェロ・アンサンブル」から得られることはとてもたくさんあるし、何よりすばらしい曲がいろいろ揃っているので、やめられないとまらない♪♪♪の状態なのです。
 今回は何と、久々にチェロパートはすべて団員です。これだけいれば、だいたいの曲は演奏できそうです。いつか「横フィル・チェロアンサンブル」を皆さんにご披露できる日を、どうぞお楽しみに!!

(第44回定期演奏会 パンフレットより)
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